国民の祝日「春分の日」
「自然をたたえ、生物を慈しむ日」「昼と夜の長さが同じ日」。それが「春分の日」です。
「春分の日」における天文学的な言葉として、基準になる日を「春分日」といいます。春分点と呼ばれる点を太陽が通過する日にあたります。また、「春分の日」、「秋分の日」は昼と夜の長さが同じ日となります。
「春分の日」、「秋分の日」は国民の祝日として制定されており、彼岸の中日(ひがんのちゅうにち)でもあります。
彼岸「ひがん」と「此岸(しがん)」
彼岸「ひがん」とは、春分、秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた7日間のことをいいます。この時期に行われる仏事を彼岸会(ひがんえ)といいます。 ご先祖様のご供養をお忘れなく!!
ちなみに「彼岸(ひがん)」の反対語を「此岸(しがん)」といいます。
「彼岸(ひがん)」は「煩悩を脱した悟りの境地」
↓向かう側の岸(反対側にある境地)
「此岸(しがん)」は「煩悩や迷いに満ちたこの世」
国民の祝日「春分の日」ですが、色々な歴史や伝統を重んじた祝日でもあるのですね!
7月の第三月曜日「海の日」
海に囲まれた日本。母なる海に感謝を!「海の日」
新しく制定された「昭和の日(4月29日)」と「みどりの日(5月4日)」。
海の日が誕生したのは、1876年に明治天皇が東北地方を明治丸によって航海をし、7月20日に横浜港に帰って来た日のことを記念した事が始めでした。
当時は「海の記念日」と呼ばれ、その後、国民の祝日「海の日」を設けようと国民運動が盛り上がり、平成8年から7月20日が国民の祝日「海の日」として制定されました。また、平成15年から7月の第三月曜日にあらためられました。
日本は海に囲まれた国で海に深くかかわってきました。
最近では、海を利用する機会は急速に多様化し、さらに、地球環境の保全という観点からも、海の役割が重要視され、海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。このような海の重要性にかんがみ、海の日が設けられました。これからもずっと海を大切にして深く関わっていきたいですね!