第43話 社員旅行 中国上海 byフジサキ


今年も2月9日~13日まで、4泊5日の毎年恒例の社員旅行に行ってきました。行き先は中国の上海、中国は今年の北京でのオリンピック、2010年の上海万博と国際的な大イベントを控えているせいか街にも活気があるように感じられました。また気候はとても寒く私たちが行く前までは大雪で交通機関も麻痺していたみたいですが、私たちの旅行中はそこまでは寒くならなかったので良かったです。



旅行自体は1日目~3日目までは、上海の主な観光地をまわり4日目自由行動という日程でした。中でも歴史のある建物やお寺、庭など、いつもなら退屈してしまうのですが、ガイドの周さんの説明が面白く、興味をもって観光出来きました。中国の歴史に興味のある人は三国志にゆかりのある建物など特に興味を持ってまわれます。三国時代の呉の国に位置する上海なので呉にゆかりのある建物や、あるいは三国時代の英雄、関羽、張飛の石造を飾ってある建物など、なんだかその時代にちょっとふれたような気がしてうれしくなります。庭もなかなか風情がありました。ひとつの庭の中に自然環境を取り入れる、必ず池があり小山があり竹林、森、花がある。昔の中国の人はそういった壮大な庭を造り、自分の両親であったり、あるいは逆に親から子へと贈っていたらしいです。そこは儒教の教えの影響であったりするんだろうなと感じました。また、日本でも公演したりしてますが、本場の上海雑技団を間近で見れてそれは迫力がありました。中国は石も有名で、雑学ですが今回のオリンピックで金、銀、銅メダルにそれぞれ翡翠、メノウ、アメジストといった石を使用するそうです。知っていたらちょっと自慢になりますよ。



今回中国で一番驚いたのは、ちょうど行った時期が旧正月にあたったのですが、新年を迎える夜の賑やかさです。賑やかさというよりうるさいといったほうがいいでしょう。街のあちこちで爆竹がなり、花火があがっていました。小規模花火ですが街中のビル郡の数箇所であがり火の粉はビルにあたったりしていました。爆竹も本格的な爆竹なので爆音がすごく、真夜中まで物凄い騒々しさでした。日本ではちょっと考えられない、これは現地で体験しないと感じられない貴重な体験でした。今回の旅行で自分にとって近くて遠い国だった中国が身近に感じられて良かったです。