カレンダーの語源
ユダヤ人や古代のローマ人の間では、新月が見えて月が代わるときに、そのことを大声で知らせるという習慣がありました。
呼ぶというラテン語のCalareやギリシア語のカローから、古代のローマの朔日(カレンダイ / 月の第一日。ついたち。の意)という語がでてきました。
これが暦の表、つまりカレンダーの語源になったと言われています。
12月3日はカレンダーの日
明治6年、政府は文明開化推進の一環として、長年用いられてきた太陰太陽暦を廃止し、諸外国と同じ太陽暦法を用いて、旧年の明治5年12月3日を新暦の明治1月1日と定めた。
この史実に基づき業界では毎年12月3日を「カレンダーの日」と制定した。
暦はコミュニケーションの基本
暦は人類が産みだしたたぐいまれな文化。
今は世界のほとんどの国が共通の暦を使い、人と人、国と国、グループ同士のコミュニケーションに役立っている。
古代人は、月が29.5日を周期として姿を変えるのに気付き、1か月を29日か30日とし、新月を月の始めと定めた。目に見えない新月から右半分の月を経て満月へ、さらに左半分の月へと7日ごとに姿を変える神秘な姿から、7は『聖なる数』となり、1週間の単位となる。
暦は暮らしの指標、という原点に照らせば、「昨今のカレンダーは、デザインとか珍奇さが先行し、暦本来の機能が失われてはいないか」という批判もある。今後のカレンダーについて考えることは、私たち自身の生活の在り方を問い直す事にも、つながるのではないでしょうか。